『ハーフラバーズ -1/2 Lovers-』

藤沢さとみ著
四六判変形・並製・304頁・定価1400円(+税)
4月17日店頭発売



著者プロフィール
藤沢さとみ
Satomi Fujisawa

1959年福岡県生まれ。国立山口大学経済学部を卒業後、地元の貿易会社勤務を経て、フリーのコンピュータープログラマーとして働く。その後、職場で知り合った女性と家庭を持ち、3年後に長男誕生。この頃、幼少から抱える“苦悩”がピークを迎え、苦しみぬいた結果2000年初頭、ついに女性として生きていくことを決意する。同年10月に離婚。翌2001年には体を女性に変え、新しい人生のスタートを切る。現在は“しがないOL”をしながら普通だけど幸せな日々を送る。



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椎名林檎 推薦文 全文

概念が有って思想が有って歴史が有って…。私達に義務付けられた教育の内“生きる”ことに拘る教科が存在しましたかしら。
処で私は学期末考査の前夜諳んじた数字や用語が、あくまで知識であり、自ら手にした認識や知恵でない罪悪感から「本来的に生きよう」と決心したものでした。
何となく奮わないくもり空の今日、一氣に拝読したさとみ女史の息吹に、懐かしき鋭利さを再び呼び醒ます効能があると知りました。
紛れも無い、私の主観的考察です。
現在非常に高ぶって居ります。



著者・藤沢さとみより、本のご紹介

人を愛することってなんでしょう? 男が女を愛し、女が男を愛す。
でもそれだけでは、語りつくせない愛があります。
自分の心に軋みを感じ、その苦悩から逃れようともがけばもがくほど、人恋しくなります。人の肌のぬくもりを求めてあてもなく彷徨います。
一人の人間が自分の肉体を犠牲にしてまで、新しい魂に従って生きていこうとしました。
この本で、私はそのような性を超越した心の葛藤を描いてみました。
真実の姿と、本当の日常を求めて生きていく人間の葛藤を描きました。
現実と虚像の狭間の中で生きていくことの大変さ、人を愛することの大切さを感じていただければと思います。

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